『パーフェクト Ruby on Rails』は本番Railsアプリの完成度UPに良いと思う
"Startup Java"と揶揄されるくらい定着したウェブアプリケーションフレームワーク、Ruby on Rails。情熱的なRubyコミュニティ、スタートアップ業界中心の圧倒的な需要が合わさって、巨大なエコシステムが形成されました。チュートリアルや入門書も充実して、すっかり始めやすいフレームワークになった感じです。
けど、プロダクション・クオリティのものを作るに当たって完成度を上げていくための情報って案外まとまってなかった印象があります。例外通知とか、CIの整備とか、プロビジョニングとか、モデルを整理する方法とか。『パーフェクト Ruby on Rails』はそこら辺がカチッとまとまってます。 ガチRailsエンジニアのいないスタートアップでコードの品質あげる、とか、ぴったりだと思う。
あと、RubyもWeb開発もある程度わかるんだけどRailsが巨大過ぎて手を出せてない人。Railsの概要、Rails的なMVC、実際のアプリケーション開発の流れ、周辺ツールがギチギチっとまとまってるので、全容を把握するのにはちょうどよいのではないか。
あと9章。昔こんな事をつぶやいていたのを思い出した。
今後、私はRailsで作るあらゆるフォームにActiveModelを使うことを誓います。
— fujimura (@ffu_) January 17, 2012
これまじです。非ActiveRecordなフォームを作る時は絶対やったほうがいい。最近はActiveModel::Model
があるから楽なはず。
Service Classについては、意味的にしっくり来る名前が見つかった or 自分以外のModelに副作用を起こし始めた場合に切り出す、ってのが個人的なルールかなあ。リソース名に収まるまでよい抽象化(要はネーミングですが)を諦めない、とか。
って感じで、とても楽しく読ませて頂きました。@udzura さん献本ありがとうございました!