2017年に読んだ本
今年は哲学の入門書が豊作でした。後半は計量経済学に足の指先だけ突っ込んで面白さがわかってきました。小説はあまり読めず。

天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々
- 作者: メイソン・カリー,金原瑞人,石田文子
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2014/12/15
- メディア: 単行本
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- 作者: キャス・サンスティーン,リード・ヘイスティ,田総恵子
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2016/09/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: ステファヌクルトワ,ジャン=ルイマルゴラン,St´ephane Courtois,Jean‐Louis Margolin,高橋武智
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/01/10
- メディア: 文庫
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プログラマのためのSQL 第4版 すべてを知り尽くしたいあなたに
- 作者: Joe Celko
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2015/01/19
- メディア: Kindle版
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LGBTを読みとく: クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書1242)
- 作者: 森山至貴
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2017/03/06
- メディア: 新書
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- 作者: 鏡リュウジ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: 新書
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- 作者: 米原万里
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
- 発売日: 2004/06/25
- メディア: 文庫
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- 作者: グレン・グールド,ジョナサン・コット,宮澤淳一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: 文庫
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- 作者: 古屋晋一
- 出版社/メーカー: 春秋社
- 発売日: 2012/01/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 佐藤岳詩
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2017/08/31
- メディア: 単行本
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- 作者: 筒井淳也
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/06/16
- メディア: 新書
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- 作者: 永井荷風
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1987/03/16
- メディア: 文庫
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永井荷風の小説読んでるだけど、そろそろセフレのオジサンを切ってちゃんと彼氏作ろうかなーと思ってる女の子が他の男と寝ているのをオジサンに発見されて、若干ガチ恋入りかけてたオジサンがブチ切れて刺客を放ち、女の子の家に猫の死体を投げ入れたりする、というマジでどうでもいい話でうける
— 藤村 (@ffu_) November 22, 2017
だが、冷たい自然主義の目線でそれを描くと芸術になるという。

- 作者: 中北浩爾
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: 新書
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チーム力で他を圧倒していることがわかった。

社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学
- 作者: ジョナサン・ハイト,高橋洋
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2014/04/24
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道徳心理学。人間の道徳的な判断は「ケア、公正、忠誠、権威、神聖、自由」の6つの受容器のバランスで決まる、という話に説得力がありすぎて。他人の道徳感情が理解できない人におすすめ。

反逆の神話:カウンターカルチャーはいかにして消費文化になったか
- 作者: ジョセフ・ヒース,アンドルー・ポター,栗原百代
- 出版社/メーカー: エヌティティ出版
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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カウンターカルチャーがいかにカウンターでなくなったか、経済的・社会的インパクトがなかったか、という話。下記の記事を読んで興味が持てた人にはお勧め。怒る人もいると思うけど、概ね説得力のある議論だと思う。 ジョセフ・ヒース『パンクは死んでいない』(2016年3月21日)

アフリカン・ロッカーズ―ワールド・ビート・ドキュメント (ON MUSIC)
- 作者: エレンリー,Helene Lee,鈴木ひろゆき
- 出版社/メーカー: JICC出版局
- 発売日: 1992/06
- メディア: 単行本
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アフリカ、特に独立後のギニアの音楽について。
最近ギニアの70年代の音楽をちょいちょい聴いてる。いわゆるアフロ・キューバン的な雰囲気と現地っぽい謎の音程感がいい雰囲気で混ざってて聴き心地がよい。で、この本を読んだら、アフロ・キューバン的な要素は当時ギニアでキューバから輸入された音楽が流行っていたかららしい。想像と逆だった pic.twitter.com/oFBhWxJRO5
— 藤村 (@ffu_) August 12, 2017
ちなみに当時のギニアはアフリカでいち早く植民地支配を脱したが共産主義独裁政権になったという状況。文化な独立も目指しはじめて、海外の音源の流通が止まった。で、国営レーベルができてお抱えバンドがレコードを出すことに。しかしそれが、国営でこれはマズくね?って色気のある代物なんですよね…
— 藤村 (@ffu_) August 12, 2017
こちらです。Bembeya Jazz National。国民的人気だったらしい。 - Super Tentemba - Bembeya Jazz National 1972 https://t.co/4mzIAhgyEK via @YouTube
— 藤村 (@ffu_) August 12, 2017

- 作者: 西田亮介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/10/24
- メディア: Kindle版
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- 作者: 伊藤公一朗
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/04/21
- メディア: Kindle版
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データ分析をマスターする12のレッスン (有斐閣アルマBasic)
- 作者: 畑農鋭矢,水落正明
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2017/10/12
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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『データ分析の力』を読んでもう一歩踏み込むにはピッタリ。具体的なやり方が書いてある。

- 作者: 植原亮
- 出版社/メーカー: 勁草書房
- 発売日: 2017/07/25
- メディア: 単行本
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かつて哲学は他の学問の基礎だった。それが20世紀に否定され、哲学は他の学問と地続きになったよね、だから、例えば「道徳ってなに?」って問いにも心理学はじめ科学を使って答えちゃうよ、というのが(超雑に説明するところの)自然主義。こうなると出て来るのが「科学、つまり因果関係が全てを支配するところで善悪をどう語るの?」って問い。これに自然主義は回答を出していくんですよね。という説明が面白いと思った人は是非読んでみてください。読みやすいので科学読み物を読める人ならイケるはず。『メタ倫理学入門』についで今年の二位。

- 作者: ナサニエル・ポッパー,土方奈美
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2016/09/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ビットコイン物語。ドラマがある。いまのうちに読んでおいたら弾ける泡も綺麗に映るかもよ?

- 作者: 杉原淳一,染原睦美
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/05/25
- メディア: Kindle版
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アパレルは大変そうである。百貨店の功罪(功はあるのか?という問いはさておき)は大きい。人間に絶対必要なものだから、がんばってほしい(小並感)。

- 作者: 斉須政雄
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/07/04
- メディア: Kindle版
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プロフェッショナルすぎる。20代に読んだら人生の指針になったかも。
昨年の(を今年書いたもの)はこちら 2016年に読んだ本の一部 - fujimuradaisuke's blog